リセッターリスト®の歩み

2023/4/4 5:212023/8/2 2:03

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はじめまして。リセッターリスト®代表の山本香織です。

私がリセッターリスト®の原型となる家事リストを考案したのは、今から11年ほど前のこと。夫と２歳の娘と共に長野県松本市へ移住したばかりの頃でした。

私は松本に移住した後も、在宅でイラストレーターとグラフィックデザイナーとして仕事を続けていましたが、夫は仕事で松本と東京を行き来する生活が始まりました。

以前のように夫婦２人で向き合ってきた家事育児を「ワンオペ」で回す必要に迫られ、それは想像していたよりもずっと難しいことでした。

山積みになっていく終わらない家事のことが頭から離れず、育児にも仕事にもうまく集中できない。在宅ワーキングマザーゆえに、オンとオフの切替にも苦戦していました。

ある日ふと、家事・育児・仕事の中で唯一、自分が自由にコントロールできるのは「家事」しかないと気がつき、真剣に家事と向き合うことにしました。

しかし、雑誌やネットで得た家事情報を試してもうまくできず、「私ってダメだ」と自己嫌悪に陥ることの繰り返しでした。

そもそも、家事は得意な方ではありません。

家事が苦手な私でも、ストレスを溜めずに家事をうまく回す方法はないかと試行錯誤した結果、「自分の基準」に合わせてデザインした家事リストが完成しました。

最初は自分自身の困りごと解決のために作ったツールでしたが、同じく子育て中の友人たちが興味をもってくれたことをきっかけに、家事に困っている方の役にも立てるかもしれないと、2014年に「リセッターリスト®」と名付けて活動を開始しました。

徐々に口コミが広がって対面式で講座を開くようになり、2017年～2018年には、長野県松本市男女共同参画プロジェクトとしてリセッターリスト®講座を担当しました。

2023年には「リセッターリスト®アドバイザー」が誕生し、現在は仲間と共に、オンラインで講座を開催しています。

家族構成、家の間取り、働き方、個々の性格などにより、必要な家事の内容はそれぞれ違います。誰もが自分の「ちょうどいい」基準を持っていて、それは違って当たり前です。

それなのに、つい私たちは

「最低このくらいはやらないと...」「私は全然家事ができてない...」

と、知らない誰かの基準や常識に縛られて、「完璧」を目指して不要な家事の負担を背負ってしまいます。

まずは他者の基準と自分の基準を切り離し、自分にとって「ちょうどいい」基準を明確にすることから始めてほしいと思っています。

実際の暮らしに合わせた家事リストを作り上げると、頭の中で考えることなく家事が進むようになります。

リセッターリスト®により毎日の家事がラクになる方が一人でも増え、自分が心から大切にしたいことやチャレンジしたいことに時間を費やせるようになることを願って、日々活動しています。

山本香織｜プロフィール

リセッターリストⓇ 代表・考案者

イラストレーター

グラフィックデザイナー

長野県松本市在住

1976年生まれ。大阪出身。高校時代に米国カリフォルニア州サンフランシスコ郊外へ短期ホームステイを経て、インディアナ州へ１年間高校交換留学。米国カリフォルニア州サンタモニカカレッジグラフィックデザイン科卒業。

卒業後は広告制作会社、デザイン事務所でデザイナーとして勤務。2002年、結婚を機に中東のシリア・アラブ共和国に約３年滞在。フリーランスのイラストレーター、デザイナーとして活動開始。

2009年に娘を出産後、2012年に家族３人で長野県松本市へ移住。家事育児仕事の両立に悩んだ経験から、自分でデザインする家事リスト「リセッターリスト®」を考案し、講座を開始。

現在はイラストレーター、グラフィックデザイナー、リセッターリスト®の活動を行っている。受講生200名以上。