家事時間の見つけ方
はじめまして。リセッターリストの山本香織です。メールマガジンへのご登録、ありがとうございます!
ご登録のお礼に「家事時間の見つけ方」のワークをプレゼントさせていただきます。
私がリセッターリストの講座の中で、受講生さんの「家事時間」を見つける作業をする時に、必要に応じて実践している方法です。
15分もあればできる内容ですので、ちょっとした空き時間を見つけて、ぜひ取り組んでみてくださいね。
リセッターリストを学んだ経験がある方も、「家事時間」の定期的な見直しはオススメです。
仕事、育児、家事と、日々忙しく過ごされている方々の家事負担が、少しでも軽くなるきっかけになれば嬉しいです。
リセッターリスト代表
山本香織
◆ 目次
◆ 家事時間とは
まず最初に「家事時間」と聞いて思い浮かべることはどんなことでしょうか?
- いつも家事に追われているから、1日中ずっと家事時間かも
- 手が空いた時に家事をやるから、決まった家事時間ってないな
そんな風に感じる方も多いかもしれません。
私の考える「家事時間」とは、1日中ずっと続きがちな家事をギュッとまとめて、集中して家事だけを行う時間です。
決めた時間にまとめて家事を行うから、効率よく、少ない労力で家事が進みます。
基本はこの2つのルールのみ。
自分が無理なく確保できる長さを設定する
朝、夕方、夜など、分散して家事時間を設ける
せっかく家事時間を設定しても、家事時間に追われてしまうのでは本末転倒。
時間は10分や15分など、短くてもOKです。無理なく確保できる時間帯を見つけるのが、家事時間を上手に活用するコツです。
◆ 家事時間を明確にするメリット
実際に家事時間を作ると、どんないいことがあるのでしょうか。
なるべく毎日同じ時間帯に確保できると、行動がパターン化されて、習慣化されることで効率よく家事が進みます。やる気に頼らず、仕組みに頼る方法です。
- まとめて家事を行うから、効率よく、少ない労力で家事が進む
- 同じ時間帯に繰り返すことで、家事を習慣化しやすい
- ルーティンの家事の流れを作りやすい
- 終わらない家事が明確になり、対策を立てられる
- 家事時間と家事量のバランスを理解できるようになる
- 家族で家事時間の考えを共有し、家事シェアが進みやすくなる
- 家事はここで終了!と、切り替えがしやすくなる
いかがでしょうか。メリットはいくつもありますが、効率よく、少ない労力で家事が進むようになるのが、一番のおすすめポイントです。
◆ 家事時間を見つけるワーク、始めましょう!
では早速、家事時間を見つけるワークを始めましょう。メモをご用意してください。所要時間は15分ほどです。
1)生活リズムに関する質問
まずは生活リズムに関する質問から始めます。1日を振り返りながら、答えをメモに書き留めてくださいね。
Q. 朝起きる時間は?
毎朝、何時に起きていますか?日によって、季節によって差はあるかもしれませんが、大体の時間を書き出してください。平日と週末で違う場合は、両方の時間をそれぞれ書いてください。
Q. お子さんを園に送る時間は?
保育園や幼稚園に通うお子さんがいらっしゃる場合、お子さんを園に送る時間は何時ですか?土曜日も通っていますか?
Q. 出社時間(仕事開始時間)は?
外でお仕事をされている場合、何時にご自宅を出発されますか?在宅でお仕事をされている場合、仕事開始は何時ですか?
Q. 活動時間は?
お仕事をされていない場合、ご自分のための活動の時間は何時から何時までですか?曖昧にせず、自分のためだけの活動時間を明確にすると、家事との線引きをしやすくなるので、オススメです。
Q. お子さんをお迎えに行く時間は?
保育園や幼稚園に通うお子さんがいらっしゃる場合、お子さんを園に迎えに行くのは何時ですか?
Q. 帰宅時間(仕事終了時間)は?
お仕事から帰宅される時間は何時ですか?在宅の場合、お仕事が終わるのは何時ですか?在宅の場合、忙しい時期は別として、なるべく同じ時間帯に仕事を終えるのがオススメです。
Q. 寝る時間は?
毎日、何時に寝ていますか?日によって、季節によって差はあるかもしれませんが、大体の時間を書き出してください。平日と週末で違う場合は、両方の時間をそれぞれ書いてください。
生活リズムに関する質問はここまでです。おつかれさまでした!
2)家事時間を探そう
1日の24時間から削ることのできないこれらの時間を書き出しました。
- 睡眠時間
- 仕事時間、活動時間
- お子さんの送迎時間
この時間を差し引いて、残った時間の中で
- 家事(掃除、洗濯、料理、雑務)
- 食事
- 入浴
- 身支度
- 家族の時間
- 自分の時間
など、暮らしに関わるタスクを実行していくことになります。
特に小さいお子さんがいるご家庭では、通院が頻繁に発生するなど、育児周りのタスクも少なくありません。
ほぼ同じことを繰り返す家事に関しては「家事時間」を設定しておくと、イレギュラーに発生するイベントにも対応しやすくなります。
では、最初の質問で書き出した時間を差し引いて、家事だけに充てられる時間帯がどこにあるのか、探していきましょう。
家事時間は10分や15分など、短くても大丈夫です。もちろん、30分や60分でもOK。なるべく毎日(または曜日ごとに)、決まった時間の繰り返しがオススメです。
Q. 起きてからの家事時間は?
朝起きてから、出社時間や活動開始時間までの間に、家事に集中できそうな時間帯は何時から何時までですか?
Q. 夕方の家事時間は?
帰宅後、仕事終了後、お子さんのお迎え後から夕食までの間に、家事に集中できそうな時間帯は何時から何時までですか?
Q. 夜の家事時間は?
夕食後から寝る前までの間、またはお子さんを寝かしつけるまでの間に、家事に集中できそうな時間帯は何時から何時までですか?
朝、夕方、夜、それぞれの家事時間は書き出せましたか?自分の生活リズムに合わせて、無理なくできる長さから始めていきましょう。
3)家事時間を活用しよう
家事時間を割り出せたら、それぞれの時間帯にやる家事を決めて、書き出しておくのがオススメです。
同じ家事を同じ時間帯に繰り返し行うことで、家事の流れができ、テンポよく家事を進められるようになります。
うまくいかない時は、時間と内容のバランスや家事の順番を見直してみましょう。
◆ よくある質問|FAQ
家事時間に関して、よく聞かれる質問にお答えしていきます。
Q. 週3日だけ仕事をしていて、曜日によって生活リズムが違います。
お仕事がある日とお休みの日、2パターンの家事時間を決めましょう。忙しい日は少なめに、時間に余裕がある日は多めに、メリハリをつけて取り組むと、仕事の日にたくさんの家事を詰め込む必要がなくなります。
Q. 起きる時間や行動が日によって違い、毎日同じ時間に動くのが難しい。
毎日取る行動と結びつけて、家事時間を設けるのもオススメです。例えば、
- 朝起きたらすぐ
- 子どもを送り出した後
- 身支度を整えた後
- お風呂から上がった後
- 寝る前 など
Q. 家事時間内に家事が終わりません。
決めた家事時間と、やろうとしている家事の量のバランスが取れていないことが原因かもしれません。家事時間を増やすか、家事の量を減らすか、見直してみてくださいね。
◆ さいごに
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
忙しい毎日の中でも「家事時間」を意識して過ごすことで、家事負担が少しでも軽くなるきっかけに繋がれば嬉しいです。